英検1級面接・フレーズ集メモ (2):正当化

英語

ご無沙汰しています。アーツシです。

英検1級を取得するまでに準備した例文集をもとに、
日々英検などの英語試験の面接に活用できるフレーズ集の公開をしていきます。

本日は、自らの意見を正当化するフレーズ集です。

英検はあくまで「英語」の試験です

英検1級の二次試験、いわゆる面接試験では、出題されるトピックに対して自分の意見を英語で述べることが求められます。この形式から、「これは弁論大会のような試験なのでは?」と誤解される方も少なくありません。しかし、英検はあくまで「英語力」を評価する試験であって、主張の内容そのものを評価する試験ではありません。

そのため、面接官がどのような価値観を持っていようと、倫理的に極端な発言をして面接官の心証を著しく損なうような場合を除いては、どんな立場の意見を述べても構わないのです。たとえば、「延命治療は税金の無駄だから健康保険の対象から外すべきだ」と主張しても、「財務省を解体すべきだ」と語っても、それだけで不合格になることはありません。

重要なのは、その意見をどのような言葉で語るか、という「表現の技術」です。

「抽象的なフレーズ」でコーティングする意味

たとえ強い主張であっても、それを否定しにくい抽象的な表現や汎用的なフレーズで包み込んであげることで、聞き手に「これは個人の意見の一つに過ぎない」と受け入れてもらいやすくなります。さらに、こうしたフレーズを使えば、意見を述べる際の“尺”を自然に稼ぐこともできるというメリットもあります。

たとえば、「今まで試されたことがないのだから、一度試してみるべきだ」という主張を述べる場合、次のような前置きを添えることで印象が和らぎます。

“Considering that no effective solution has been implemented so far, it may be worth trying a new approach, even if it is still untested.”

これまで効果的な解決策が実施されてこなかったことを考えると、たとえ未検証であっても新しいアプローチを試してみる価値はあるかもしれません。

この一文に対して、感情的な反論を述べることはできたとしても、論理的に完全に否定するのは難しいと感じられないでしょうか?

なぜなら、

  • これまでに取られてきた施策には、目に見えるほどの劇的な効果がなかった。
  • であれば、これまでとは異なるアプローチを試す必要がある。
  • 新しいことを試す以上、それに関する前例や十分なデータが存在しないのは当然である。
  • しかし、実行してみなければ何も変わらない。

という一連の流れは、非常に素朴で納得感のある論理展開だからです。

こうした言い回しは、試験における意見表明としての説得力を高めるだけでなく、「あくまで冷静に、自分の立場を英語で説明できる力がある」ことを示すための有効な道具にもなります。

細かいテクニックを補足すると、「may be worth」「even if」などを使うことで、断定を避けつつ、自分の意見を主張する形に整えていたりもします。

このようなテクニックを活用することで、「多少突飛な意見であっても、それなりに理屈が通っていて、英語でうまく説明できている」という印象を与えることができます。

自分の「言説」、「思想」など、本来試験の本質ではない事柄に時間を奪われるのではなく、「英語力」にフォーカスして準備を進めることができるはずです。
結果として、合格ラインに到達する可能性も高くなるのです。



テンプレ的な言い回しや表現をストックしておくことは、英検に限らず多くの英語試験で非常に有効です。実際、アーツシが一級に合格できた大きな要因のひとつも、この「表現ストック」にありました。書くだけでなく、話す試験――すなわち面接でも、このストックがスピーキング力の底上げに直結します。

ちなみに、アーツシは当時ほとんどお金の余裕がなく、面接対策はすべて独り言で乗り切りました。
ありがたいことに、それでも1発合格ができています。

よく「面接対策には有料レッスンを受けた方がいい」と言われますが、「合格する」ことだけを目的にするならば、必ずしも課金は必要ありません、というのがアーツシの立場です。

実際、独り言だけでもなんとかなりました。

そして今は素晴らしい時代になりました。AIと、無料で会話練習ができるツールが存在します。
こちらのアプリは、無課金で利用できる期間が限られているのですが、試験対策の最後の仕上げに無料トライアルを利用することで、無課金合格のツールとして利用可能です。
面接対策や、日常英会話もできるようになりたい方にはぜひ一度使ってみていただきたいです。





以前の記事で、「英語が使えること」や「英語が使えると周りにアピールできること」が、なぜエンジニアとしての価値を爆上げしてくれるのかについて熱く語らせていただきました。

英語ができるんだぞ俺は」というブランディングをどうやって構築するか、一番手っ取り早く、かつ周囲に分かりやすくアピールできる方法としては、資格を取ってしまうのがコスパが高いです。
これ、意外とやってる人は少ないです。



もちろん、厳密に言えば、資格=実力とは限りません。
ですが現実問題として、TOEICで高得点を取ったり、英検を取得しておくと、それ以上の説明は求められないことがほとんどです。
特にバリバリの外資系じゃない限り、「あ、英語できるんですね、有能そう」という評価で、昇給や昇進、日々の業務など、貴方のキャリアはイージーモードに突入していきます。

以前英検一級を受験したときに、大量の英作文を作って対策しました。

内容的には英検一級向けに書いたものではありますが、おすすめ資格のひとつとしてご紹介した英検準一級レベルの対策としても、十分に応用できる表現が多数含まれています。

特に英作文対策でテンプレ的な言い回しや表現をストックしておくことは、英検に限らず多くの英語試験で非常に有効です。実際、アーツシが一級に合格できた大きな要因のひとつも、この「表現ストック」にありました。書くだけでなく、話す試験――すなわち面接でも、このストックがスピーキング力の底上げに直結します。

ちなみに、アーツシは当時ほとんどお金の余裕がなく、面接対策はすべて独り言で乗り切りました。
ありがたいことに、それでも1発合格ができています。

よく「面接対策には有料レッスンを受けた方がいい」と言われますが、「合格する」ことだけを目的にするならば、必ずしも課金は必要ありません、というのがアーツシの立場です。

実際、独り言だけでもなんとかなりました。

そして今は素晴らしい時代になりました。AIと、無料で会話練習ができるツールが存在します。
こちらのアプリは、無課金で利用できる期間が限られているのですが、試験対策の最後の仕上げに無料トライアルを利用することで、無課金合格のツールとして利用可能です。
面接対策や、日常英会話もできるようになりたい方にはぜひ一度使ってみていただきたいです。


今から随時公開していく例文は、完全に独学で勉強していたため、Grammarlyに頼りつつ書いたもので、一部不自然な表現や文法的に間違った英文が含まれている可能性もありますので、ご注意ご了承ください。

実績としては、本番の英作文はこのブログで公開している原稿の数々から表現を流用したような格好で解答を行いましたが、英作文の得点が745/850で9割近い点数を獲得できたため、内容としてはまあ悪くない水準にあると思います。



本編の前に

メディアを立ち上げて早々の脱線となりますが、このブログは派遣エンジニア出身の私から過去の経験をもとに、収入の低さや今の働き方に漠然と悩んでいる方に向けて、転職やキャリアアップに関する、一つの参考事例をご紹介できればとの思いで日々執筆しています。

このブログの準備や、画像の撮影などなど、平日のお昼休みを利用して行なっています。
フルリモート勤務が実現できたからこそ、副業に割く時間も安定して手に入るようになりました。
可処分時間の圧倒的な増大がフルリモート勤務の特権です。


平均値周辺の凡庸な人間が、年収1000万円のフルリモートエンジニアになってしまうまでのストーリーを共有する事で、この記事を読んでくださっている貴方が、転職や副業を通して自由な働き方、今よりも多い収入を手にするきっかけになれば幸いです。



英検1級面接・フレーズ集メモ

2021年第1回の英検1級受験時に、英作文・面接対策として自分が書き溜めた原稿を公開しています。

※本記事に記載された内容は、アーツシ自身の意見や主張とは無関係です。
英語試験対策などの目的で、機械的に作成・整理した表現を掲載しているものです。
個人的な見解を反映したものではありません。

英検一級・準一級合格を目指す皆様に、こちらの原稿が少しでもお役に立てば幸いです。

【英語】
We may say that we are currently in a transitional stage regarding this issue. It often takes time for controversial matters like this to be fully understood and accepted, especially by generations that tend to be less receptive to change.

【日本語訳】
私たちは現在、この問題に関して移行期にあると言えるかもしれません。このような議論を呼ぶ問題は、十分に理解され、受け入れられるまでに時間がかかることが多く、特に変化を受け入れにくい傾向にある世代にとってはなおさらです。

【英語】
The situation has come to a complete standstill, and at this point, there is little to lose even if the attempt ends in failure. That is why we should place our hopes on this possibility and take the chance.

【日本語訳】
状況は完全に行き詰まっており、たとえその試みが失敗に終わったとしても、今となっては失うものはほとんどありません。だからこそ、私たちはその可能性に希望を託し、一度賭けてみるべきなのです。

【英語】
Although there may not be sufficient data to support it yet, as long as there is a possibility for improvement, it is worth trying at least once. If it doesn’t work, we can always seek alternative approaches. What matters most is to explore as many potential solutions as possible.

【日本語訳】
現時点では、それを裏付ける十分なデータは存在しないかもしれません。しかし、改善の可能性があるのであれば、一度は試してみる価値があります。うまくいかなかった場合には、別の方法を模索すればよいのです。最も大切なのは、考え得るあらゆる解決策を模索する姿勢なのです。

最後におまけ

【英語】
Let me summarize in the end… I apologize for going over time a little.

【日本語訳】
最後にまとめさせていただきます。少し時間をオーバーしてしまい、申し訳ありません。

ここまでお読みいただいた皆様に、最後におまけのフレーズをお届けし、今日の記事を締めくくりたいと思います。

面接という場では、緊張が原因で時間の管理が難しくなることがよくあります。つい話しすぎてしまったり、話がとっ散らかってしまうこともあるでしょう。

そんな時にこそ、演技派のあなたにはこのフレーズをぜひご活用いただきたいと思います。

実を言うと、私アーツシも極度の緊張症であり、面接本番において、決死のアウトプットが災いして、必要以上に喋りすぎてしまうことは明白だと感じていました。
そのため、事前に準備をしておき、実際にこのフレーズを使ってみました。

結果として、面接官の強面がふっと和らぎ、ほんの少しではありますが、緊張をほぐすことができたように思います。

最後に、この記事をお読みいただいた皆様に心から感謝申し上げます。あなたの面接が、少しでもスムーズに進むことを心より願っております。

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